2015/6/8(月)
先週末は、農林水産委員会で農協改革の監査について話題でした。JA全中の監査部門を分離して新たに設立する監査法人についての独立性は大丈夫?
会計監査においては、精神的独立性と外観的独立性を有していなければなりません。仮にJA全中から分離して監査法人を設立したとしても、今のままでは外観的に利害関係があるとの国民の疑念を払拭できません。新監査法人が全中から支配力が及んでいないことが明確に認識できる状態にしなければなりませんが、改正法案にはそのようなシステム設計が欠けています。 【出所】民主党 岸本周平BLOG(2015/6/5)より一部抜粋 |
今年の2/5に当ブログにも記載しましたが、農協関係機関に所属している公認会計士が新たに監査法人を設立して監査するとの案、独立性はどうなるのでしょうか?と疑問を投げかけましたが。
例えば「監査しています。前JA全中に所属していた公認会計士です。」普通に考えても癒着はないのか?単に分離しただけ?と思うのは自分だけでしょうか。
上記にあるように公認会計士には、精神的独立性(自己の良心に従い、常に公平な立場で監査を実施)はもとより外観的独立性(クライアントとの特別な利害関係がないこと)も必要です。