農業 農政の大改革

2015/2/13(金)

昨日、安倍首相の施政方針演説が行われました。
やはり農業が注目されていましたのでまとめておきます。

戦後1600万人を超えていた農業人口は現在200万人。この70年で8分の1まで減り平均年齢は66歳を超えました。もはや、農政の大改革は待ったなしであります。何のための改革なのか。強い農業をつくるための改革。農家の所得を増やすための改革を進めるのであります。60年ぶりの農協改革を断行します。農協法に基づく現行の中央会制度を廃止し、全国中央会は一般社団法人に移行します。農協にも会計士による監査を義務付けます。意欲ある担い手と地域農協と力を合わせ、ブランド化や海外展開など農業の未来を切り拓く。これからは農家の皆さん、そして地域農協の皆さんが主役です。農業委員会制度の抜本改革にも初めて踏み込みます。地域で頑張る担い手がリードする制度へと改め、耕作放棄地の解消、農地の集積を一層加速いたします。農業生産法人の要件緩和を進め、多様な担い手による農業への参入を促します。いわゆる減反の廃止に向けた歩みをさらに進め、需要ある作物を振興し農地のフル活用を図ります。市場を意識した競争力ある農業へと構造改革を進めてまいります。「変化こそ唯一の永遠である」明治時代、日本画の伝統に新風を持ち込み、改革に挑んだ岡倉天心の言葉です。伝統の名の下に変化を恐れてはなりません。農業は日本の美しい故郷を守ってきた、国の基であります。だからこそ今、変化を起こさねばならない。必ずや改革を成し遂げ、若者が自らの情熱で新たな地平を切り拓くことができる。新しい日本農業の姿を描いてまいります。目指すは世界のマーケット。林業、水産業にも大きな可能性があります。昨年、農林水産物の輸出は6000億円を超え、過去最高を更新いたしました。しかし、まだまだ少ない。世界には340兆円規模の食市場が広がっています。内外一体の改革を進め、安全でおいしい日本の農水産物を世界に展開してまいります。

当ブログの読者の皆さんは、同じ内容だと思われた方が多かったのでは。岡倉天心までは登場しませんでしたが。ブログに記載しているように農業には無限の可能性がありますから!