農業 赤くないリンゴ人気

2014/11/4(火)

連休も終わり、行楽やイベント参加と大活躍された皆さん、お疲れ様でした。新たな週の始まりです、快い疲れを吹き飛ばし元気にスタートです!

本日は、近年生産量が増加中の黄色いリンゴの話題です。代表的な品種「王林」に加えて「トキ」「シナノゴールド」「ぐんま名月」など新品種も出回るようになったようです。さて、その背景は?

 

トキは「リンゴの王様」とされる赤い「ふじ」と王林から生まれた青森県の民間育成品種。長年、「青リンゴ」として親しまれてきた王林が緑がかっているのに対し、トキは黄色に少しピンクを差した色合い。平成16年に品種登録されて以来、味の良さが消費者に評価されて生産量が伸びてきた。ただ、国内生産量の半分をふじが占め、リンゴといえば赤の印象が強い。県りんご果樹課によると、県内のリンゴ栽培面積のうち黄色品種の割合は18年の13・6%から24年は16・5%に拡大。増えた背景には、リンゴ農家の高齢化や労働力不足がある。リンゴを赤くするには、「葉摘み」「玉回し」の作業によって満遍なく光を当てる着色管理が必要だ。黄色品種はこうした手間がかからず、導入する農家が増えているのだ。トキの場合は収穫期が主力品種のふじと重ならず、ふじの収穫期に人手を割かずに済むのも長所の一つだ。トキは輸出も行われている。同課によると、台湾では旧正月(1月下旬~2月中旬)の贈答用に日本のリンゴの需要があるが、今年は10月にトキの輸出が伸びた。今が出荷のピークの「シナノゴールド」も海外で高い評価を受ける。目新しいリンゴを求める消費者ニーズに応じて古い品種からの転換が進められているという。トキやシナノゴールドが全国に出回るのに対し、群馬県の育成品種「ぐんま名月」は生産量が少なく「まぼろしの黄色いリンゴ」とされる。

【出所】産経新聞(2014/11/2)より一部抜粋

 

黄色いリンゴ人気は、赤いリンゴに比べて手間がかからないことと消費者の嗜好の変化などによる理由のようですね。リンゴ全体の消費量は減少傾向のようですが、海外での需要が高まれば生産者のモチベーションが上がるでしょう!