アニマルウェルフェア

ブログのタイトルが話題に。

読売新聞(2018/11/30)より一部抜粋しておきます。

アニマルウェルフェアとは

家畜が本来持っている習性に沿った健康的な飼育環境を目指すもの。

 

畜産で過度の効率性重視による薬剤の多用や虐待的な行為が横行した反省から、1960年代の英国で生まれた。

進む欧米

欧米では取り組みが進んでいる。鶏が放し飼いされ、地面をつつきながら歩けるなどの飼育環境が広がっており、その卵も売られている。

五輪の食材調達

2012年のロンドン五輪、16年のリオデジャネイロ五輪では、選手村などの食材調達で、畜産物についてアニマルウェルフェアの高い基準が適用、推奨され、開催国の進んだ取り組みに注目が集まった。

遅れている日本

鶏は、狭い飼育舎で身動きできないほどのぎゅうぎゅう詰めで飼われるのが一般的だ。また、一部の肉牛農家は肉質が悪くなるとして、食肉処理の前に最長で丸1日、水を飲ませない。

20年東京五輪

「食材調達でアニマルウェルフェアの基準はあるが、レベルが低い」との声が上がる。

まとめ

家畜にも健康的な環境は大事なのはわかりますが、畜産経営が大規模化になればなるほどアニマルウェルフェア適用は難しいのが現状。飼育するためには人手が必要、ということは人件費の問題も頭を抱えます。

独り言

一番大切なのは消費者の意識改革が重要。消費者は畜産生産物を1円でも安く購入する考えが多数。自分の家は酪農も経営していたので子供のときからあらゆる場面を見たり手伝いもしました。ただただ、肉を食べたり牛乳を飲んだりではなく、施設や畜産生産物の過程を見学させるなどの検討を。酪農経営者の所得が増えるよう価格設定できるきっかけになると思いますが。

 

アニマルウェルフェアの大事さは理屈でわかっても日々の生活は価格が重要と。消費増税(軽減税率あるも)を控え、1円でも安い方へと消費の現場はシビア。

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