2014/7/28(月)
徳島県阿南市の農家が、栄養価が高いと欧米で人気を集めている南米原産の雑穀「キヌア」の栽培を始めたようです。日本でも健康志向の高まりから注目されつつあるようですが現在はほぼ100%輸入されているそうです。
そこで県内で収穫ができれば耕作放棄地解消などの問題解決にも期待がもてるとのことです。今後の農業経営のヒントになるかと思いますので記載しておきます。
栽培を始めたのは、県内で薬草などの栽培を推奨する団体「みのりの森」。キヌアはボリビアやペルーが原産の1年草で、実が雑穀として食用にされる。他の雑穀や白米、小麦と比べて鉄分やカルシウムなどのミネラルが多く、高タンパクでビタミン、食物繊維も豊富だ。栄養バランスが優れていることから、米航空宇宙局(NASA)が宇宙食に採用。やせた土地でも育つため、国連食糧農業機関(FAO)は2013年を「国際キヌア年」に制定した。小麦や大豆のアレルギーを持つ人も食べられることから、日本でもキアヌのみそやしょうゆが作られたり、専用レシピ本が発売されたりするなど注目度が高まっている。キヌアは比較的短期間で収穫できるため、他の作物を収穫した後の田畑で栽培することが可能なことから、農業所得の向上や土地の有効利用につながる。
【出所】Tokushima Shimbun Web(2014/7/26)より一部抜粋
「みのりの森」では6月上旬に種をまき、9月頃に収穫予定とのこと。短期間で栽培でき、しかも消費者ニーズを捉え、その上、農家の所得も増加となれば言う事なし!今後の展開が楽しみです。
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