東京理科大学のゲノム編集もちもちしたジャガイモが話題に。
日本経済新聞(2018/9/30)より一部抜粋しておきます。
品種改良
ゲノム編集技術を活用して粘り気を高めるでんぷんの含有率を高めた。
でんぷん
ジャガイモには「アミロース」と「アミロペクチン」という2種類のでんぷんがあり、アミロペクチンの比率が高いほどもちもち感が高くなる。
品種「さやか」
アミロペクチンは約77%を占め、85~90%にするとより粘り気が高まりおいしくなると考えられている。
クリスパー・キャス9
アミロースを合成する酵素の遺伝子の機能だけを抑える変異体を作ったところ、約3割の割合でアミロースの比率を10~20%に低下できた。アミロペクチンの比率が高まりもちもちした食感になったという。
研究のルールが変わる
自然に生まれた変異体を交配する手法では、アミロースの比率を大幅に下げる品種改良は難しい。ゲノム編集は品種改良の有望な手法になると期待する。
まとめ
ジャガイモも多品種ありますが、もちもちしたというのは目新しさを感じます。ゲノム編集により夢のような農作物が期待できます。
独り言
大学時代、ある作物の研究をしていたことをふと思い出しました。長期間、長時間を要する事と粘り強さを学びました(笑)あらゆる経験を生かして今があります。
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