北海道地震や台風の影響などで国産野菜が品薄や高値に。
日本経済新聞夕刊(2018/9/15)より一部抜粋しておきます。
東京都中央卸売市場
9月上旬の中国産ニンジン累計入荷量が前年同期比2.8倍となり、タマネギは6割増。
スーパー店頭
国産から中国産に商品を一部切り替える動きが出てきた。
なぜ輸入増加?
ニンジンは北海道地震による停電が響き、野菜の選果場が停止するなどの被害が出て、道産の入荷量は前年比3割減った。
ニンジン卸値
中国産の平均卸値は1㌔88円と前年比2割高いが、同153円と9割上昇した北海道産に比べれば割安だ。
ネギまでも
中国産ネギは63㌧と輸入量は5割増えた。現在の主産地は青森県だが「台風21号の強風でネギがなぎ倒された」といい、市場全体の入荷量は2割減った。
まとめ
スーパーでは国産野菜が品薄で中国産を店頭に出したり、北海道フェアを延期するなど影響も。国内農業強化以前の問題で頭を抱えます。ダメージをきっかけに離農が加速しないように願うばかりです。
独り言
野菜は家計消費用の国産割合はほぼ100%、加工・業務用は7割と言われていましたが。これだけ自然災害が続くと野菜も輸入頼みになっていくのでしょうか?当事務所のセミナーで話している通り2019年はTPP等(TPP11含む及び日欧EPA)発効でさらに環境が厳しく。次世代の担い手育成は急務。
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