異常気象が農業に悪影響を与えています。
これから秋にかけて農産物の高値傾向が続く可能性があります。
日本経済新聞(2018/7/29)より一部抜粋しておきます。
有力なレタスの産地である長野県
「高温で腐る被害が出ている」、同産地の出荷は例年の半分ほどに落ち込んでいる。
都内のスーパー価格上昇
レタスが1玉130~200円前後と、前年比で2~8割ほど値上がりしている。北日本が主産地のピーマンとニンジンは、去年より2~3割ほど高い。
東京・大田の青果卸
「6月までの日照不足や干ばつで生育が遅れている」という。
西日本豪雨 愛媛県
秋口以降の露地物のミカン出荷への懸念が浮上している。
台風12号 岡山県
モモやブドウの産地では実が割れたりしないか心配だとの声が出ている。
コメにも影響
稲穂が出る8月以降も高温が続けば、秋の収穫時に品質が落ちる恐れがある。
コシヒカリ ヒノヒカリ
東日本で主力のコシヒカリや西日本のヒノヒカリなどは出穂してからの暑さに弱く、残暑が続けば米粒が白く濁って等級が低くなる可能性がある。
コメどころ新潟県
「夜間の気温が23度程度に落ち着くかが決め手」とみており、来月以降の気温動向に気をもんでいる。
九州から本州
イネの葉が通常の緑よりも、やや黄色っぽくなる現象が起きている。ただ、品質への影響は、穂が出てからの気温に左右されるという。
農林水産省
肥料の追加や水田の水量調整など対策に取り組むよう呼びかけている。
まとめ
この異常気象が日本全国に影響を及ぼしているので、秋の収穫期が心配です。先日、関東地方の田んぼを視察、立て看板に稲への暑さ対策なるものが書かれていました。まずは、熱中症に注意!との赤文字が印象的。
独り言
当事務所にも先日、猛暑が農業に与える影響についてテレビ局から取材がありました。実家での農業の暑さ対策と今後の動向もお話しました。昨年は、日照不足や気温の低下が取り沙汰され番組でコメントしたのに。
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