農地や農業用施設の被害だけでなくモモやブドウの木が流されるなど深刻。
農産物の他産地の調達が進み影響がなくなるとも言われていますが。
日本経済新聞(2018/7/18)より一部抜粋しておきます。
青果 秋冬供給に懸念
露地栽培のミカンなど秋から冬にかけ出荷する作物の打撃は大きく、青果物には供給懸念がくすぶる。
東京・大田市場
高知県が主産地のオクラの卸値(相対取引、高値)は、17日時点の高知県産が70㌘162円。「大雨前より2~3割高い水準だ。出荷量は先週末時点で前年比3割少ない」。高知県が主産地のミョウガは2割高く、福岡県や大分県で作る小ネギは3割ほど高い。
大阪中央卸売市場
愛媛県産のキュウリなどが高い。卸値は1㌔518円と前年の同時期比で8割高い。徳島県産のニンジンなども高いという。
今後の収穫分に懸念
東京・大田の青果卸は「岡山産のモモとブドウの出荷は大雨前より1~2割少ない。秋口にかけ出荷が滞る可能性が高い」とみる。露地栽培のミカンやネギも農地の浸水や崩落の被害が出ている。秋から冬にかけて出回る作物が不足する可能性もある。
まとめ
昨年の北海道の台風でじゃがいも不足で商品が販売休止となった事例がありました。また仕事で自治体関係者の方とお話しましたが、安定供給できる仕組み作りが一層大事に。災害以前より高齢化による離農が加速化、次世代農業の担い手育成が急務。
独り言
農業経営者セミナーでもお話しているよう、大規模に展開している方は、リスク分散を考えて!自然環境の悪化が進み未曾有の被害に襲われる昨今、農業においては収入保険の重要さを実感。
参考 収入保険制度(2019年から実施予定)
農産物の価格低下だけでなく自然災害など農業者の経営努力では避けられない収入減少も補償の対象になっています。
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