水産物の国際認証

水産資源の保護を狙った国際認証が話題に。

日本経済新聞(2018/5/13)より一部抜粋しておきます。

水産物の国際認証とは?

持続可能な漁業の認証制度で1997年設立の国際NPO「海洋管理協議会」(MSC)が運営する認証が代表的だ。減少する水産資源の回復を目指しつくられた。18年5月現在の認証製品数は全世界で約3万点。天然漁獲量の1割を占める。認証マークは「海のエコラベル」とも呼ばれる。

審査

漁師や漁業組合など漁業者が審査を受ける。①過剰な漁獲をせず、枯渇状況にある種では回復させる漁法を採用②生態系の多様性・構造を維持して漁業をするといった点が求められる。

取得

取得には1年程度かかる。毎年審査機関による監査を受け、5年ごとに更新する。天然水産物が対象のMSCとは別に養殖漁業の環境保護の取り組みについてはNPO「水産養殖管理協議会」(ASC)が認証制度を運営している。

国際認証増加

MSC認証を受けた製品は11年の約1万点から17年に3万点近くに増えた。市場の中心は欧州で、日本での認知度は15%とまだ低い。

 

 

【出所】日本経済新聞

2020年東京オリンピック

多くの外国人が来日する20年の東京五輪などを控え、積極的に認証を活用する機運が高まってきた。

イオンリテール

カツオやシシャモなど約60品目のパッケージに認証マークをつけている。

西友

17年から環境に配慮した魚の取り扱いを始め、現在は銀サケとマグロを販売している。

パナソニック

3月に一部の社員食堂で認証を受けた魚を使ったメニューを試験的に提供した。

パークハイアット東京

レストランでは認証を得たエビやホタテを使った料理を提供。

ミニストップ

紅サケを使ったおにぎりを販売し今後も拡大する。

まとめ

農産物国際認証GAPだけでなく、水産品の国際認証も企業での取得が進みそうですね。

 

 

 

【出所】水産庁

 

このマークを見たら、当ブログの記事を思い出し話のネタと水産物を選ぶ基準に(笑)

 

独り言

ESG投資が話題のように財務情報だけでなく非財務情報の重要性が増してきました。

 

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参考 ESG投資

環境(Environment)、社会(Social)、企業統治(Governance)に取り組んでいる企業を選別して行う投資。

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