2018/3/27(火)
日本生命保険が農地の購入や開発を手がけるファンドに出資すると話題に。
読売新聞(2018/3/25)より一部抜粋しておきます。
農業分野へ、なぜ?
日本銀行のマイナス金利政策で収益環境が悪化しており、運用先を広げ、収益を確保する狙いがある。
背景
日本生命は国債への投資で一定の運用益を上げてきたが、10年物国債の流通利回りは年0%程度で推移する。
金額は?
米資産運用会社が運用する海外の投資ファンドに、100億円を出資する。10年程度の長期投資で、年5%の利回り確保を目指す。
具体的には?
投資家からお金を集めたファンドが、農地を購入して開発する。農地の貸し出しや、作物の栽培で利益を得る。このうち一定割合を投資家に還元する。
新たな運用先として
農地投資など、環境保護や社会貢献、企業統治などを重視する「ESG投資」が注目されている。
ESG投資とは?
環境(Environment)、社会(Social)、企業統治(Governance)に配慮している企業を選別して行う投資。
まとめ
背景には日銀のマイナス金利で運用先の検討が必要になったこと。日本生命は2020年までに約2000億円をESG投資するそうです。国内大手生保が農地投資に参入は初とのことですが、他の生保会社もツールを活かし別の形で農業参入もあり得そうです。
独り言
今回は海外の投資ファンドへ出資でしたが、日本でも拡大して農業投資が活発になり、耕作放棄地解消で農地の有効活用に期待したいところです!
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