農業 RCEP交渉会合in神戸

2017/2/27(月)

 

今日から3月3日まで神戸市でRCEP(東アジア地域包括的経済連携)会合が開催。

 

保護主義台頭、米国TPP離脱で政府は日EU・EPA交渉に軸足を移すも難航模様、RCEPに注目が集まる一週間になりそうですね。

 

会合では、物品貿易、サービス貿易、投資、原産地規則、知的財産、競争、電子商取引などの各分野で交渉がなされる予定。

 

関税だけでなく国有企業の規律や知的財産などRCEPはTPPを超える内容にはならないとも。TPP12カ国人口8億人に対しRCEPは16カ国人口34億人。アジア市場拡大を視野に質の高い自由貿易を推進できるかが今後のポイントに。

 

農水省資料によると、2009年340兆円の世界の食の市場規模は、2020年には680兆円に倍増する見込み。特にアジア全体で市場規模は、2009年の82兆円に比べ229兆円と約3倍となる見込みといわれているのでコンビニなど日本ビジネス展開に期待も。

 

参加各国の主張や思惑はそれぞれ、見通し明るい道筋がつけられるかが勝負。

参考 TPP農業交渉結果

農林水産品で2594品目のうち2135品目で関税撤廃、関税撤廃率は約82%。

うち農産物重要5項目では594品目のうち170品目で関税撤廃、関税撤廃率は約29%。

 

2015年10月5日大筋合意。農産物の関税撤廃の多さに驚き、テレビで農業も完全競争時代に突入と発言したのが今でも鮮明に。

余談

米国TPP離脱で一番微笑んでいるのは中国では!?RCEPを軸足で主導できるから。

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