2016/12/8(木)
先月末、農林水産省は来年の主食用米の生産数量目標を735万トンと決定。
今後は18年の減反廃止に伴い交付金のある飼料用米の生産が増加へ。
しかし以下のような飼料用米水増しが起こるとは・・・。
飼料用米を出荷した農家に支払われる交付金を過大に受給していたとして、東北農政局は東北町の農事組合法人に対し、交付金約1600万円の返還を求めると発表。
昨年12月ごろ、2015年産の飼料用米114トンを出荷したと同農政局に報告し、この分の交付金約1600万円を受け取っていた。しかし、同農政局が今年3~9月に複数回立ち入り検査したところ、114トンのうち33トンは、別の業者から購入した主食用米の小さな粒を混ぜていたことが判明した。 【出所】朝日新聞DIGITAL(2016/12/7)より一部抜粋 |
おコメ16年産価格は、飼料用米への転作が進んだこともあり反動で高値。
またブランド米など新品種も話題ですが、おコメの需要は毎年減少。
おコメの国内消費が低迷→在庫増→飼料用米にシフト。
飼料用米を作り交付金で安堵では何の成長、発展も見込めなく(耕種農家と畜産農家の連携など目的があれば別)。飼料用米にシフトで交付金に頼らず、戦略的作物を生産して攻めの経営を考えている農家はどの位いるのか?
SBS米の問題もあり、おコメを取り巻く環境は厳しさを増す一方。日本の聖域とされるおコメ。何のための交付金?水増しではなくもっと真剣に取り組めませんか、皆さんはどう思われましたか?
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