農業 TPP交渉論点整理2

2015/7/26(日)

TPP交渉で先週、自民党議員の江藤拓氏の発言が話題でしたのでをまとめておきます。

 

一、コメ国民の主食であり、我が国の基幹作物。現在、需給の緩和、そして価格の低迷。飼料用米の拡大などにより懸命に需給の安定に取り組んでいる。

 

二、麦重要な土地利用型作物であり、近年次々と新品種生産に取り組み、品質の向上に努めるなど自給率の低い国産麦の生産拡大を懸命に進めている。

 

三、牛肉現行の関税水準が大幅に引き下げられてしまえば、輸入牛肉と品質格差がない乳用種や交雑種を中心に、国内産牛肉と競合。

 

四、豚肉養豚農家が、国際競争の波にさらされて以来、規模拡大を必死の思いで進めてきた中で、差額関税制度の枠組みが崩壊し安価な輸入豚肉の大量輸入。

 

五、乳製品国家貿易制度や関税割当等の基本的枠組みが崩れ、輸入が無秩序に拡大すれば、輸入バター・脱脂粉乳により容易に加工乳が生産。

 

六、甘味資源作物北海道において、てん菜・でん粉原料用ばれいしょは輪作体系の中心を成す。九州、沖縄の離島では、さとうきび・でん粉原料用かんしょが地域になくてはならない基幹的作物。

【出所】自民党 江藤拓HPより一部抜粋

 

TPPで農業が消滅するような記載。なぜこれまで農業成長を考えてこなかったのか?保護だけでなくどのように成長・発展させるか、プラスの方策を議論してはどうか。