儲かる農業の仕組み

元巨人投手の河野博文(56)さんが農業(群馬県高崎市)で話題に!

玉ねぎで年商3,000万円すごい!

デイリー新潮(2018/6/3)webより一部抜粋しておきます。

河野博文さん

高知県出身。明徳義塾から駒澤大学へ進み、84年ドラフト1位で日本ハムへ。88年には先発・リリーフ兼任、最優秀防御率を受賞。95年フリーエージェント権を行使して読売ジャイアンツへ移籍。初年度から優勝に貢献するも、99年には自由契約に。2000年は千葉ロッテでプレーするが、この年に引退。

なぜ元プロ野球選手が農業に?

元西武の駒崎幸一が声をかけてくれたんです。でも、農業なんて知らないじゃないですか。それで農家さんに2年間、働かせてもらい勉強したんです。その農家さんが玉ねぎ農家だったから、僕も玉ねぎを作るようになったんです。

農業の喜び

自分で作った玉ねぎは美味いし、美味しいって言われると嬉しいですよ。

農業の厳しさ

プロ時代の貯金をはたいて、無休で働いていたとか。

農業の失敗

12年に初めて本格的に玉ねぎを40トン作りました。でも作ってみたら、売ることがなく、20トンを廃棄することに。もったいなかったですよ。販路を決めてから作らないとダメだと思い知りました。

株式会社げんちゃん

河野さんが代表を務める玉ねぎなどの野菜卸しと食品加工の会社。

なぜ?げんちゃん

風貌が北京原人に似ているから。当時の巨人軍監督、長嶋茂雄が呼んでいた。

長嶋茂雄 御用達

玉ねぎは5月から7月が収穫の時期ですが、長嶋監督も毎年注文してくれるんですよ。

差別化

有機・減農薬栽培でね、甘いの。普通の玉ねぎより値段は高いけど、それでもリピーターの方が買ってくれるんですよ。

 

有機・減農薬で、身体にも良く、味もいいとなれば、多少値段は高くてもお客さんは買ってくれるんです。

ブランド化

箱には“げんちゃん”のイラストと共に「げんちゃん商店 店主 元読売巨人軍 河野博文」とプリントされてある。

 

ぼくには“げんちゃん”という自分のキャラクターがある。

 

やっぱり知名度は巨人ですよ。商品が玉ねぎなのに、日本ハムとか千葉ロッテじゃおかしいしね。スーパーで売ってる玉ねぎにも、このイラストはついてますよ。

大人気

トラックに積まれた玉ねぎの個人向け出荷の箱を見ると、全国から注文があることがわかる。

農業の問題点

いま農家はみんな高齢化で跡継ぎがいないでしょ。それは稼げないからです。儲からないから継がないんですよ。

農業の理想

やっぱり野菜などの生ものは地産地消、作った場所で消費するのが一番いい。輸送料もかかりませんからね。

げんちゃんの夢

東京に出れば可能性も広がるじゃないですか。いまはレトルトの“げんちゃんカレー”を開発中です。

 

「いや色々アイデアが浮かぶんですよ、全国展開、海外展開だってできるかもしれないじゃないですか。『げんちゃん玉ねぎ』を東京のスーパーに並べることもできるかもしれない。

まとめ

当事務所の新規就農セミナーお話しているように、差別化とブランド化。上記は参考になるでしょう。なぜ元プロ野球選手でも儲けられるのか?野球同様に現場(畑)に丸投げでなく、汗をかいて実際に作業をしているからです。名前を貸しているだけではない。

 

6次産業化で商品化まで出来ていることが成功の要因。野球を引退しても長嶋監督とのご縁を大切にされているのが商売繫盛の秘訣なのでしょう!

 

これまでの経験を余すことなく活用しているのがいいですね。自分も誰のマネでなく「日本初の農業に特化した専門家」として確立(笑)

 

独り言

河野さんは生産だけでなく、スーパーで読売巨人軍ユニフォームを着用し玉ねぎ販売。

 

河野さんが話していましたが自分もそうですが、田舎で野球中継は巨人戦だけでしたので愛着あり(笑)あとインドネシアなど海外で農業展開を考えているそうです。なぜか?人口も多く経済成長が期待できるから。

 

農業には無限の夢と可能性が広がっていることを再認識!

参考 若手新規就農者

49歳以下の新規就農者数は3年連続(2014年~2016年)で2万人を超過。農水省資料。河野さんも50歳近くなって新規就農、年齢よりも情熱です!

参考2 日本農業を取り巻く環境

農業産出額の減少(ピーク時は11.72兆円、昨年末公表直近9.20兆円)。

従事者の高齢化(平均年齢67歳)及び就農人口減少(直近181.6万人)。

耕作放棄地の増加(富山県の面積に匹敵)。

 

農業骨太試算で農業人口2050年には100万人程度、現在の半減で3割が85歳以上。

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