農業 「ジョイント工法」

2014/7/11(金)

本日は、ナシ産地の群馬県明和町で、早期収穫を図る新たな栽培手法「ジョイント工法」の導入についての取り組みをご紹介しましょう。今後の農業経営においてプラスになるヒントが見いだせるかもしれません。

ナシのジョイント工法は、神奈川県が二〇一二年に特許取得した新栽培技術。すでに数県で導入事例がある。ナシの木を一・五~二メートル間隔で植えた後、成長した若い主枝を地上から約一・六メートルの高さでおじぎさせるように横に倒し、隣の枝に接ぎ木する。これを繰り返す。すると、一本の木として成長し、おじぎをさせたそれぞれの幹から手を広げるように枝が広がる。通常は収穫まで七~八年かかるが、ジョイント工法は枝の成長が早まり、三~四年で収穫できるという。人の手の届く高さにナシが実るため、熟練の技が求められる剪(せん)定や収穫作業は誰でもできるようになり、作業時間も約三割短縮される。木と木の間の開いた空間が解消され、園全体の収穫量もアップする。町は新規就農者を増やすため、県などの協力を得て一二年にスタート。二十アールに豊水や幸水など三百本が植えられており、一七年の収穫を目指している。
【出所】TOKYO Web(2014/7/9)より一部抜粋

収穫までの期間が短くなるのは画期的ですね。しかも作業の負担が軽くなり、収穫量は増加。新規就農者が参入しやすくなれば、農業の発展に希望が持てることでしょう!